スウィングトップ

3月 09, 2018
KijimaMegumi

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JK-WB03スウィングトップ  PT-WB04ハイキッカー

 

これからの季節、Tシャツの上にさらっとはおる。

ボトムも何にでも合わせやすく、

気負わずに、気軽に着て欲しい、とてもカッコ良いジャケット。

 

この梅春のコレクションで、ハイキッカーの八分丈パンツとコーディネートしているスウィングトップであるが、

今回御取り扱い頂いているショップさん、広島のGRUMPYさんからスウィングトップについてもう少し詳しく知りたいとの御要望があり、さっさんの回答のメールがとても良く説明されていたので、

ここに、そのまま掲載させて頂くとする。

 

megu

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JK-WB03スウィングトップ  PT-WB04ハイキッカー

 

シーズンの始まりに大まかに自分達が欲しかったり作ってみたいアイテムを雑談的にリストアップしたりするのですが
その中で木島がスウィングトップ欲しく無いか?というリクエストがありました。
実はccp的には何度かトライをした事があったアイテムなのです
何か、ピンと来るものが作れていなかったり、サンプルを作って展示会に出してみたけれど
ボツになってしまったりで実績のあるアイテムでは無くて。
それだけにいつかリベンジしたいと思っていたアイテムだったので
是非、やってみようと。
ところで、スウィングトップとは?と。
普段ネットで調べる事はあまり無いのですが、
調べてみるとVANの石津謙介氏がゴルフのスウィングからとって命名した和製英語で
画像検索をしてみると、いろいろなブランドで作っているようですが
結局似た様なdesignのものが多くてつまらない。
ただこれといった定義も無さそうなので
何となく雰囲気的にスウィングトップ的であればスウィングトップとして通用するのかな?と思いました。
誰が観てもスウィングトップだよね?というものでは無く
CCP的解釈でいくとこれはスウィングトップなんですという
手に取った人も、ああ、これはスウィングトップか。という共通認識が取れるくらいで良いのかな?と。
それ位の方がオリジナルなものが作れそうだと思いながらdesignをしてみました。

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JK-WB03スウィングトップ  PT-WB04ハイキッカー

このdesignの特徴って2つしかないですよね?
よく見ると変わった形のポケットと、裾と袖口のフンワリ感。
(作り手的にはもう一つあって、ステッチがほとんど表に出ていない事)
この2つしか無い特徴ですが、この2つ、かなり時間を掛けました。
まず、ポケットですがこれ、工場では完全ハンド以外やり方がないのです。
玉縁ポケットなどは機械付けが出来るのですがこの楕円のくりぬき型のポケットは
見た目通りハンドで楕円にくりぬいて作るしかないのです。
想像してみて下さい。前身頃に印をつけてハンドでくりぬいて袋布を縫い付ける。
左右同じ高さで同じかたちに。大変そうですよね。
この、
工場で、ハンドで上手くやってもらう為には
どれ位の楕円だったらくりぬきやすく縫いやすいのか?
巾は1cmなのか1.5なのか2.0なのか?
楕円の先はどれくらいの丸みだと縫いやすいのか?
楕円って定規で引いてもフリーハンドで書いてもものすごく難しいんです。
と言う事はいくら上手く縫えてももとの楕円を上手く印付けしてもらえるような何かを考えなければ等々。
それを導き出すには実際にやってみないとわかりません。
なので何度もいろんなパターンを考えて部分試作を作って出来たの
あの、なんて事無い、言われないと普通と違うぞと気付かない人もいるくらいのポケットなのです。

 

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それから、裾と袖口の仕様。
ただ内側にゴムを入れたものと言われればそのまま。
だけどアレは裾や袖口に接ぎ目が無いからあのシルエットができるのです。
もう一度良く見てもらうと分かるのですが
表の生地がそのまま裏に10cmくらい返っていて裏に返ったキワにゴムが縫われているはずですが
もし、裾や袖口に接ぎ目があると接ぎ目の縫い代の固さが邪魔をして全くあのギャザーは出来ないんですね。
そして、使用するゴムの種類と太さも重要で色々なテンションや太さの違うゴムで試作をしてみて
あの素材に合っていると思われるゴムを使用しているのです。
もちろん、あのシルエットを出すためにも何度もゴムの寸法をテストして縫いました。
特に裾の部分は1m以上の距離をゴム1本で均等にギャザーを寄せてもらわないと完成しないシルエットなので
果たして実際工場にお願いした場合技術的にどうなのか?とか。
でも実はそれよりも裾と袖口の仕様とゴムの種類、この答えを出すまでの方がさらに時間がかかっているんですね。

 

 

 

 

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そして、素材。
透湿性のある耐久撥水素材を使用しています。
実は、通常の撥水素材は洗濯2~3回程度で撥水性がだいぶなくなってしまうのですが
耐久撥水は耐久性があり撥水性が持続する素材です。
そして、裏地。
シルエットのふんわり感をサポート出来るように横張り性の強いものを選んであります。
ちなみにアクティブな場面でも着用出来る事を想定して抗菌防臭加工のものを使用しています。
どうでしょうか。
少し説明が長過ぎたかも知れませんが
あのスウィングトップに何か内に秘めたものを感じてもらえるとしたら
上記の様な諸々が詰まっているのかも知れません。
これからも宜しくお願いします。
( ccp佐藤 のメールより )
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